南インド古典舞踊/バラタナティヤムを代表するもっとも著名なダンサーの一人であり指導者・振付家。ロンドン生まれ。インド政府勲章Padma Shri受勲、Arsha Kala Bhushanam、Kalaimamani、Sangeet Natak AcademyAward等多くのAwardを受賞。
舞踊家の母より幼少から教えを受け8歳でインド・コルカタに帰国。11歳で最初の振り付け作品を創り政府認定奨学生としてバラタナティヤムの中心地インド・チェンナイに移住。
Smt.T.A RajalakshmiとVazhuvoorスタイルの長老Sri B.Ramiah Pillaiの指導を授かり薫陶を受ける。
1975年より、作曲家・ボーカリスト・サントゥール奏者である夫君Shri Pandit R.Visweswaranと共にChidambaram Academy of Performing Arts(以下CAPA)を設立する。CAPAはバラタナティヤムだけでなくカルナーティック音楽や舞台芸術のホリスティックなアプローチを含めてダンスを構築し探求するアカデミーである。バラタナティヤムのパートリーだけでなく、テーマ性豊かなグループ/ダンスシアター作品も多数プロデュース。
「伝統と革新のスピリット」を織り交ぜたチットラ・スタイル独自の世界を紡ぐ。インド舞踊家・舞踊芸術のさらなる探求者として、表現者のエネルギーとパッションを共に昇華させこれまで多くの作品を創出し観客を魅了している。40年以上の活動の中で、才能優れたダンサーを育成し輩出。USA、ロンドン、パリをはじめオーストラリア、アジア等のワールドツアーでも絶賛されている。
2000年、夫妻共に国際交流基金「日印文化人交流事業」で招聘され来日。日本の古典芸能(歌舞伎、能楽、文楽等)各種をリサーチして寺社を参詣。広島原爆資料館等も訪ねており日印文化関係者との交流を深め公演とデモンストレーションを行う。
2012年よりインド・チェンナイのAssociation of Bharathanatyam Artistes of India(ABHAI)のPresidentとしてバラタナティヤム全体の振興に貢献している。2014年これまでの業績を讃えられ舞踊・音楽の殿堂Music AcademyよりNatya Kala Acharya(最高名誉賞)を受勲。2014年よりTamil Nadu Eyal Isai Nataka MandaramのMember Secretaryとしてタミルナードゥ州の音楽・舞踊全体の文化的振興事業の企画・オーガナイズに携わっている。